稲刈が終盤戦に向かい、次への作付け準備へ頭を切り替える時期となってきました。
稲チームは、小麦の作付け準備と来年の稲の準備に、
野菜チームは、11月から始まるキャベツの収穫に合わせて管理作業にと・・・
そんな中、元気な中学生が3人、10月16、17日の2日間やってきました。
豊田市立松平中学校2年生の職場体験学習は、農業分野オンリーに限定して
各農家や、企業などに行って、労働体験を行っています。
中甲に来たのは、M君、S君、U君の3人でありました。
3人の体験録を少しお伝えします。
職場体験1日目
「おはようございます。よろしくお願いします。」と、元気よくあいさつをして出勤。
AM 稲刈の補助作業
コンバインで刈ったあとの落ち穂拾いや、コンバインで刈れない部分の手刈を体験しました。
M君は真面目な性格なのか、丁寧に落ち穂を拾ってくれました。
U君は経験したことあるようで、鎌の扱いもうまく、率先して動いていました。
S君はコンバインで刈れない所(じゅるじゅるで足が埋まってしまうような所)をたくさん刈ってくれました。
PM 枝豆の収穫
大豆がまだ黄色になっていない時の大豆を収穫しました。
枝豆の木を田んぼから刈取、木から豆のさやを取り外して収穫しました。
3人は、刈り取る時は元気が良かったものの、さやをとりはずして、虫食いの物、未熟の物を選別するころには、元気がなくなっていました。特にS君は、はやばやと根を上げていました。単純労働では根気が必要であることがわかったようである。「君たちが普段食べている物は、誰かがこんな苦労をしているんだよ。」と言ったら、がんばって最後までやり遂げることができました。M君が一番がんばっていたね。
中甲の事務員さんが収穫したばかりの枝豆を塩ゆでしました。体験終了後、それを食べた3人は「おいしいです。」と言いながら、食べていました。帰る時間がとうに過ぎてしまっていたため、止まりそうになかった手を強引に止め、残りを持ちかえって食べれるように袋に詰めて渡しました。
※
今日はたまたま、田んぼでつかんだドジョウを中甲の料理人(料理好きのヒコサン)が調理して持ってきていました。M君、S君は最初ためらっていましたが、初めて食べるドジョウに「意外と美味しいじゃん。」と言っていましたが、U君はどうしても食べられなかったようです。
職場体験2日目
U君が家で取れた栗を持ってきてくれました。(みんなで分け合って食べました。美味しかった‼)
今日の天候は小雨、カッパを着て長くつを履いて圃場へ出発
AM ブロッコリーの定植
ブロッコリーの苗を畑に植える作業
園芸部の中川理沙さんが先生となり、植え方の説明をしました。
な、なんと、前日一番根気が続かなかったS君が、一番活躍をしているではないですか。根気のいる仕事なのに・・・がんばったね❢
PM レンコンの収穫
どろどろのレンコン畑から、レンコンを掘り出します。
レンコン畑に到着、ポンプで水を噴射させて掘り出そうと思っていたが、用水が断水中。しかたなく、人力で掘り出す方法へ変更。最初のころは、なかなかレンコンのある場所がわからなく、苦労をしていましたが、1個見つけるとその近くに数個あることに気づき、掘るのに集中しておりました。顔が泥だらけになっているのも気にせず、「大きいの見つけた。」「ここ、すげえたくさんある。」なんて言いながら、時間が過ぎるのも忘れて掘っていました。
最後に、感想を聞いてみると、
貴重な体験のお礼や、楽しかった出来事など返事が返ってきました。
大変な仕事から楽しい収穫まで、農業にはいろんなことがたくさんあり、
おもしろさを感じ取ってもらえたかなと思っています。
将来は農業の応援者となってくれると願っています。
2日間の短い間でしたが、お疲れさまでした。
ちょっと遠いけど、中甲チームに加わった3人でした。(また遊びにおいで❢)