2011年9月17日土曜日

兵庫へ視察

9月15日16日豊田農事組合法人会の視察旅行がありました。市内の4つの農業生産法人で構成された組織で、毎年9月のコシヒカリの収穫と大地の風の収穫の合間に視察研修を行っています。本年度は、社長の私が、この会の会長を任されており、視察先を滋賀県のヤンマー工場と兵庫県のJA兵庫六甲へ出かけました。下の写真は、JA兵庫六甲にて米の登熟期の高温対策について営農経済事業部の方から研修を受けているところです。
西の生産地はどこでも同じような悩みを抱えていて、高温による登熟障害が品質を下げていることが重要視されているようです。この農協でも、近年同じであり、しかしながら対策としての特効薬はなく、基本に帰り土づくり、こまめな水管理等の徹底をすることでの対応しかないとのことでありました。高温に強い品種の導入も考えては見えるそうですが、販売価格の面から検討中であるとの説明もありました。

中甲からは、7名の参加をし、懇親会で交流を図り、他県の視察をし、神戸牛(JA全農の経営店)を食べと有意義な時間をすごしてまいりました。少し移動が長く疲れましたが・・・

遥平くんの珍事件

有機米の収穫も終盤戦にさしかかった頃、北部事業部の若手ポープ遥平くんが珍事件を起こしました。
その田んぼは、入口の付近が非常にやわらかく、機械で入るとどこまでも沈んでしまいます。昔、土地改良をする以前は、この辺りが用水路になっていたらしく私どものような大きな機械で作業すると田んぼの床(耕作するための柔らかい土と水を保持するための堅い土の層が有、堅い土の層のこと)をやぶってしまい、底なし沼状態になります。そこへ入ったコンバインの写真で救出するためにワイヤーを引掛けているところです。(泳いでいる用に見えるのが遥平くん、遊んでいるのではありません)
有機米の田んぼは草が生えるため土が乾きにくい状態になります。一番悪い半ネチャ状況で作業してしまったため、はまってしまいました。普通ならば動けなくなったところで救出を頼めば他のコンバインで引っ張って脱出できるところを、何とか自力で出ようともがいたため深みにはまりこみ、救出に手間がかかることとなりました。ここまで、沈んだコンバインは初めてで燃料タンクが潜る程でありました。ワイヤーを掛けるフックが泥の中に埋まってしまったため、そこへ手を入れるのにこのような状況になったおります。
若い従業員には良い勉強になった事件でありました。